数字でみる HHKB Pro2 の秘密

公開日: : 最終更新日:2015/10/29 PC

hhkb

HHKB の外寸サイズ

  • 横幅 294 mm
  • 縦幅 110 mm
  • 高さ 40 mm

このサイズに、どのような意味があるのだろうか?

一般的な109キーボードとサイズと比較してみる。

サンプルとして、ロジクールワイヤレスキーボードK270 を取り上げてみた。

  • 横幅 450 mm
  • 縦幅 155 mm
  • 高さ 18 mm

上記の結果からわかるように、一般的なキーボードと比べて、縦幅・横幅ともに、3分の2程度に収まっている。

これは、テンキーレスである点が、横幅の省スペース化に寄与しているほか、ファンクションキーの撤廃により、縦幅の短縮を実現している。

特に縦幅の短縮については、ファンクションキーを排するという、他のキーボードには見られない、思い切った設計である。

手にフィットするサイズのサンプルとして、iPhone の縦幅を取り上げてみた。

  • iPhone 5 123 mm
  • iPhone 4 115 mm

比べてみると、HHKB のサイズと近似していることがわかる。

他のキーボードでは、縦幅は 150 mm から 165 mm の範囲で設定されている。

このサイズは、手を広げた状態で、指が届く範囲に、縦幅を設定していると思われる。

これにより、腕を縦方向に動かさないで、タイピングすることが可能になる。

安定したポジションをキープしたまま、タイピングを継続できることで、長時間の作業による疲労を、軽減する効果が期待できる。

HHKB のキー数

20150905-DSC_0186

HHKB Pro2 に実装されているキーの数は、60個である。

一般的なキーポードでは 100 を超えており、キー数 60 は、その3分の2程度なので、かなり少ないことがわかる。

キーポードの機能や、対応する文字数を削ることなく、キー数を削減するために、専用の特殊キーを同時に、押下する操作方式を採用している。

このことは、ユーザーに、特有の操作を学習することを強要する。

この独特な操作を敬遠して、購入を見送るケースは、少なくないだろう。
そこまでして、なぜキー数を削減したのだろうか?

その理由は、キー数と指の数に関係がある。
人間の指の数は5本であり、これに対して、均等にキーを割り当てた場合、

60 ➗ 5 = 12

となる。
これに対し、一般的なキーポードでは、

109 ➗ 5 = 20

であり、指1本あたりでカパーするキーの数は、1.6倍となる。

つまり、キーの数が増えるほど、カバーする範囲が広くなり、手を動かす必要性が高くなる。

その結果、ホームポジションをキープすることが困難になり、安定したタイピングに支障がでてくる。

このことから、よりタイピングに最適化されたキーポードを目指して、デザインされていることがわかる。

キーボード のキー押下圧

finger

静電容量無接点方式の採用により、押下圧45gを実現している。
一般的なキーポードでは、55〜65g であるので、20〜30%の低減となる。

  • 一般的なキーポードの押下圧 55〜65g
  • HHKB の押下圧 45g

打鍵時にかかる指への負担を軽減するほか、親指シフトなど、キーの同時押下を多用するケースでは、特にメリットがある。
これ以上、押下圧が軽いと、打鍵感が得られないので、適切に設定されているといえる。

キーボード の耐久性

20150906-DSC_0188

一般的に、高耐久キーポードと言われる製品では、1千万回の打鍵に耐えると言われているが、HHKB では、その3倍にあたる3千万回の打鍵に耐える、とされている。

  • メンブレン方式の耐久度 1千万回
  • 静電容量方式の耐久度 3千万回

HHKB は、東プレの静電容量無接点スイッチを採用しており、これが耐久性を高めている。
このスイッチは、広く普及しているメンブレン方式と比較すると、耐久性とキータッチの面でアドバンテージがある反面、コストが高くなるというデメリットがある。

しかし、耐久性が高いということは、それだけ長く使えるということなので、長く使って元を取るという考え方もある。

さいごに

number

HHKB の公表数値を、様々な視点で見ていくと、どのようなコンセプトで設計されたのか、あらためて知ることができた。

この製品は、万人に向けて作られたものではないが、よりタイピングに最適化されたモデルであり、その環境を必要とする、ごく一部のエキスパートに向けて作られた、唯一無二の存在である。

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